メディア万華鏡

英首相選びを左右した「ノンママハラスメント」

山田道子・元サンデー毎日編集長
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2016年7月12日の毎日新聞東京朝刊。レッドソム氏(右)が党首選から撤退し、メイ氏(左)の首相就任が確定した
2016年7月12日の毎日新聞東京朝刊。レッドソム氏(右)が党首選から撤退し、メイ氏(左)の首相就任が確定した

 イギリスの次期首相を決める保守党党首選で、テリーザ・メイ氏(59)に対抗したエネルギー閣外相のアンドレア・レッドソム氏(53)が英紙のインタビューで「私には子供がいる」「母親だからこそ、この国の未来について真剣に考えられる」と述べて批判を浴びた。メイ氏には子供がおらず、発言はレッドソム氏が党首選から撤退する一因となったようだ。

 「ノンママハラスメント」という言葉が浮かんだ。「ノンママ」とは精神科医の香山リカさん(56)が近著「ノンママという生き方〜子のない女はダメですか?〜」(幻冬舎)で提示した造語。

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山田道子

元サンデー毎日編集長

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞社入社。社会部、政治部、川崎支局長などを経て、2008年に総合週刊誌では日本で最も歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長、紙面審査委員。19年9月退社。