政治・経済辻野晃一郎の「世界と闘え」

テスラ自動運転死亡事故をユーザーはどう判断すべきか

辻野晃一郎 / アレックス株式会社代表取締役社長兼CEO

 先日、東京都内でタクシーを拾ったら米テスラモーターズのモデルSだった。今でこそまだレアな偶然だが、そのうち珍しくもない光景になることだろう。ところで先日、そのモデルSで、自動運転機能(オートパイロット)作動中に初めての死亡事故が発生したことが明らかになり、話題となった。

 事故が起きたのは5月7日、場所は米フロリダ州の幹線道路交差点だ。ドライバーがオートパイロットを作動させて走行中、反対車線から大型トレーラーが左折して交差点に進入し、ブレーキをかけた痕跡がないままトレーラーの下に潜り込む形で衝突。男性ドライバーが死亡したという。

 6月30日付のテスラ社の公式ブログには、「オートパイロットもドライバーも、強い日差しの空を背景に、…

この記事は有料記事です。

残り2346文字(全文2663文字)

今なら最大2カ月100円! キャンペーン実施中! 詳しくはこちら

辻野晃一郎

辻野晃一郎

アレックス株式会社代表取締役社長兼CEO

1957年福岡県生まれ。84年、慶応義塾大学大学院工学研究科を修了し、ソニー入社。VAIOなどの事業責任者、カンパニープレジデントを歴任。2007年、グーグルに入社し、その後、グーグル日本法人代表取締役社長に就任。10年4月にグーグルを退社し、アレックス株式会社を創業。著書に「グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた」(新潮社)、「リーダーになる勇気」(日本実業出版社)、「『出る杭』は伸ばせ! なぜ日本からグーグルは生まれないのか?」(文芸春秋)などがある。

イチ押しコラム

知ってトクするモバイルライフ
1月末に発売されるウイコウの「トミー3プラス」

仏でシェア2位「ウイコウ」1万4800円スマホの勝算

 フランスに本拠を置くスマホメーカー「ウイコウ(Wiko)」の日本法人が、1月末に新モデルの「トミー3プラス」を発売する。 トミー…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
アフリカ最南端・アグラス岬に向かうオバーバーグ地方には、羊の牧場に菜の花畑が織り交ざる、美しい丘陵地が広がっていた(写真は筆者撮影)

ケープタウンからアフリカ最南端アグラスへ車を駆る

 ◇南アフリカ編(3) 聞いていたレベルまでの治安の悪さは感じなかったケープタウンのダウンタウンで、5日間の契約でレンタカーを借り…

職場のトラブルどう防ぐ?
 

「自分勝手に勤務?」ママパートに困惑する歯科経営者

 A夫さん(42)は、自分のクリニックを経営する歯科医師です。パートの歯科衛生士で3児の母であるB子さん(33)の“自分勝手な勤務…

ニッポン金融ウラの裏
 

地域銀行が「収益力強化」のために今年やるべきこと

 今年の金融分野の課題は何か――。前回は証券市場の問題を考えたが、今回は間接金融、つまり銀行業界に目を向けてみたい。最大級のテーマ…

メディア万華鏡
西武・そごうのサイトに公開された広告動画

西武そごう広告とSPA!「残念なメディア」の共通項

 昨年の新語・流行語のトップ10に、性暴力を告発する「#MeToo」が入って喜んでいたら、新年早々、メディアと女性をめぐるがっかり…