思いを伝える技術

ビジネス文書をプロが作るとトラブルは減る

川井龍介・ジャーナリスト
  • 文字
  • 印刷

 正しく伝わらないことは、トラブルのもとになるだけでなく、経済的にも大きな損失だということは、意外と理解されていないのではないでしょうか。

 Aさんは、電話料金の支払いをB社のクレジットカードで決済していました。新たにC社のクレジットカードをつくり、それで決済することにし、カード申し込みの時点でC社に書面で通知しました。

 しかし、なぜか受け付けられません。C社からは「○○の料金支払いの申し込みに関するご案内」という手紙が一枚届きました。そこには、「お申込み条件を満たしていないため受け付けることができませんでした」「詳細につきましては下記にてご案内いたします」とありました。

この記事は有料記事です。

残り1181文字(全文1469文字)

川井龍介

ジャーナリスト

1980年慶応大学法学部卒。新聞記者などを経てフリーのジャーナリスト、ノンフィクションライター。実用的な文章技術を説いた「伝えるための教科書」(岩波ジュニア新書)をはじめ「大和コロニー~フロリダに『日本』を残した男たち」(旬報社)、「フリーランスで生きるということ」(ちくまプリマ―新書)を2015年に出版。このほか「ノーノー・ボーイ」(ジョン・オカダ著、旬報社)の翻訳をてがける。