20年後の暮らしとお金

「ETF」は長期投資向きだが少額運用には不向き

塚崎公義・久留米大学商学部教授
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 今回は、投資信託の中で、長期投資にふさわしい「株価指数連動型上場投資信託(ETF)」について学びましょう。

 投資信託は便利な仕組みなのですが、難点は手数料がかかることです。資金を運用しているファンドマネジャーだけでなく、投資信託を販売している銀行や証券会社にも手数料を支払う必要があります。

 手数料は、購入時に一回だけ払う「購入時手数料」と、保有期間中にかかる年会費のような「運用管理費用(信託報酬)」があります。

 かつては、投資信託関係の手数料は結構高いものでした。最近ようやく少しずつ下がって来て、購入時手数料がかからない「ノーロードファンド」と呼ばれる投資信託を取り扱う金融機関も増えています。しかし、まだまだ高いものも少なくないので、購入に際しては手数料についても大いに関心を持つことが必要です。

 投資信託には「アクティブ・ファンド」と「インデックス・ファンド」があることを前回、紹介しました。前者は比較的運用成績が良いけれども手数料が高いので、手数料を考えると後者が得だと考える人が多いことも記しました。

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塚崎公義

久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。「退職金貧乏 定年後の『お金』の話」「老後破産しないためのお金の教科書」「増補改訂 よくわかる日本経済入門」「世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書」「なんだ、そうなのか! 経済入門」など著書多数。