くらし20年後の暮らしとお金

独身者や共働きで「生命保険=損な取引」になる事例

塚崎公義 / 久留米大学商学部教授

金融商品の基礎知識(12)

 日本人は、生命保険が好きな人が多く、深く考えずに生命保険に加入している人が大勢います。しかし、必要のない保険に入るのは損なことですから、慎重に判断すべきでしょう。今回は、どういう人が生命保険に加入すべきなのかを考えてみましょう。

 生命保険会社がどのように保険料を決めているのかを考えてみましょう。顧客が死亡する確率を考えて、顧客に支払う保険金の金額を予想し、それに保険会社の費用と利益を上乗せして保険料を算出しているのです。

 保険の加入者が保険会社のコストと利益も負担しているわけですから、顧客全体として見れば払った保険料よ…

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塚崎公義

塚崎公義

久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。「退職金貧乏 定年後の『お金』の話」「老後破産しないためのお金の教科書」「増補改訂 よくわかる日本経済入門」「世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書」「なんだ、そうなのか! 経済入門」など著書多数。