
金融商品の基礎知識(12)
日本人は、生命保険が好きな人が多く、深く考えずに生命保険に加入している人が大勢います。しかし、必要のない保険に入るのは損なことですから、慎重に判断すべきでしょう。今回は、どういう人が生命保険に加入すべきなのかを考えてみましょう。
生命保険会社がどのように保険料を決めているのかを考えてみましょう。顧客が死亡する確率を考えて、顧客に支払う保険金の金額を予想し、それに保険会社の費用と利益を上乗せして保険料を算出しているのです。
保険の加入者が保険会社のコストと利益も負担しているわけですから、顧客全体として見れば払った保険料よりも戻る保険金の方が少ない「損な取引」だと言えるでしょう。こうした状況を「期待値がマイナスだ」と呼びます。
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