丹羽宇一郎の「商売道」

歴代社長に報酬を払い続ける会社を社員は信用するか

丹羽宇一郎・元伊藤忠商事社長
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 伊藤忠商事の会長を2010年3月に退任し、同じ年の6月に中国大使となりました。2年6カ月あまり、北京で暮らしました。趣味の読書でもしながら、ゆっくりとした時間を過ごすことができると思ったのですが、頼まれたら断れない性格もあり、テレビ出演や本の執筆、大学での講義、日本全国での講演などで、慌ただしい日々を続けています。

 私は現在、伊藤忠商事の名誉理事ですが、講演の際に移動する時は、電車や地下鉄、タクシーを利用しています。健康のためにも良く、不自由を常と思えば不足なしです。

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丹羽宇一郎

元伊藤忠商事社長

1939年生まれ。名古屋大学卒業後、伊藤忠商事に入社。社長、会長を歴任。社長時代の2000年3月期決算で3950億円の不良資産一括処理を決断し、翌年の決算で同社史上最高益をあげる。10年から約2年半、民間出身で初の中国大使を務める。著書に「人類と地球の大問題」「人を育てよ」「危機を突破する力」などがある。