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強烈な光線が降り注ぐ沖縄「豊崎タウン」の魅力

櫻井幸雄・住宅ジャーナリスト
空から見た豊崎タウン=沖縄県豊見城市
空から見た豊崎タウン=沖縄県豊見城市

もし沖縄にセカンドハウスを買うならば(その1)

 夏は、沖縄が魅力を増す季節。20年以上、毎年のように沖縄に出かけている私の経験では、晩秋や早春にも「最高の時間」があると思うが、やはり強烈な光線が降り注ぐ夏の魅力はひとしお。沖縄は、真夏こそ出かけたくなる場所だ。

 その沖縄は、じつは国内移住者が多く、沖縄県は毎年人口が増えているという事実もある。

 沖縄は海がきれいで、人柄がのんびりしている。それに加えて、地震が少なく、原子力発電所もない、そして杉が自生していないため、花粉症も少ないなど、 “リスクフリー”な要素もある。だから、東日本大震災の後、大地震と原発事故を恐れた多くの人たちが沖縄に移住したり、セカンドハウスを購入したりしたのである。

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住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。