20年後の暮らしとお金

車の保険と医療保険を見直すときっといいことがある

塚崎公義・久留米大学商学部教授
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 損害保険、医療保険についても、生命保険と同様に、加入には慎重な検討が必要です。保険は期待値としては「損な賭け」です。万が一の時に路頭に迷う可能性があるか否かを検討し、何とかなりそうならば保険に加入しない、という選択肢も検討しましょう。

 火災保険は、普通は加入するでしょう。しかし、たとえば「親の家を相続したが、誰も住んでいない」という場合には、火災保険は不要でしょう。親が加入していた火災保険の名義を相続人が引き継いでいる場合には、解約を検討しましょう。

 自宅であっても、たとえば「郊外の広い家に住んでいるが、子供が独立したので都心の狭いマンションに引っ越しを考えている」という場合には、火災保険は不要でしょう。自宅が火事になってしまっても、更地にして売れば良いだけです。日本では古い木造家屋は売る時の価値はほとんどありません。

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塚崎公義

久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。「退職金貧乏 定年後の『お金』の話」「老後破産しないためのお金の教科書」「増補改訂 よくわかる日本経済入門」「世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書」「なんだ、そうなのか! 経済入門」など著書多数。