スキル・キャリア部下を伸ばす上司 ダメにする上司

「違う組織」から来た新参者が新たな価値をもたらす

細川義洋 / ITコンサルタント

 リオデジャネイロ五輪の開会式で、南米らしい色鮮やかで楽しい演出に魅了されました。すばらしかったのは、開会式と五輪全体に込められた、民族や人種の「違い」を「価値」と考えるコンセプトです。さまざまな人種が混然一体となって形作られるブラジルという国だからこそ、リアリティーを持つメッセージなのでしょう。

ある社で当たり前のスキルが別の社で高評価

 違いが価値になる。これは人の持つ知識やスキルにもいえます。筆者は、複数のIT企業を渡り歩きましたが、前の会社では当たり前で、特別な価値があるとは思わなかったことが、次の会社では重宝されて人事考課にも影響することがありました。

 例えば、プロジェクトの管理方法です。進捗(しんちょく)の遅れ具合を割り出して、そのまま推移した場合…

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細川義洋

細川義洋

ITコンサルタント

1964年、神奈川県生まれ、立教大学経済学部経済学科卒。NECソフト(現NECソリューションイノベータ)、日本IBMでシステム開発やコンサルティングを行う。著書に「なぜ、システム開発は必ずモメるのか?」「IT専門調停委員が教える モメないプロジェクト管理77の鉄則」(日本実業出版社)などがある。