
傷病手当金(3)
「傷病手当金」は、業務外の病気やけがで仕事を休んだ時、収入のおよそ6割を保障してくれますが、給付期間は最長で1年6カ月です。症状や障害の程度によっては、別の制度への切り替えが必要です。建設現場で作業中に事故に遭った男性社員(28)のケースです。
足場から転落して入院・リハビリ
ある日、埼玉県川口市の病院の医療ソーシャルワーカーから電話がありました。「建設現場の足場から転落した男性会社員(28)が、病院で寝たきりになっている。どうすればいいでしょうか」という相談でした。
建設中のビル4階の足場から落ちて、脊椎(せきつい)を損傷したということでした。2週間ほど寝たきりで、その後手足を動かせるようになり、回復の見込みがあるのでリハビリを始めました。3カ月か4カ月ぐらい、入院しながらリハビリをして、何とか復職したいとがんばっていました。
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