スキル・キャリア思いを伝える技術

商品のクレームで怒りをぶつけすぎると逆効果

川井龍介 / ジャーナリスト

 商品やサービス、あるいは役所の対応などについて、苦情やクレームを言ったり書いたりした経験はだれでもあるでしょう。しかし、うまくいかなかったり、後悔したりした経験も多いのではないでしょうか。

 以前、北海道の水産加工会社に、注文した海産物のびん詰商品の苦情を言いかけたことがあります。正月に開封するつもりが忘れて、冷蔵庫に入れたままにしていたのですが、しばらくして中を見るとカビが生えていたからです。

 「もともと古かったのでは?」と、さっそく会社に電話して説明したあと、「しっかり冷蔵庫に入れておいた…

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川井龍介

川井龍介

ジャーナリスト

1980年慶応大学法学部卒。新聞記者などを経てフリーのジャーナリスト、ノンフィクションライター。実用的な文章技術を説いた「伝えるための教科書」(岩波ジュニア新書)をはじめ「大和コロニー~フロリダに『日本』を残した男たち」(旬報社)、「フリーランスで生きるということ」(ちくまプリマ―新書)を2015年に出版。このほか「ノーノー・ボーイ」(ジョン・オカダ著、旬報社)の翻訳をてがける。