くらし20年後の暮らしとお金

老後資金で大切な「大損リスクを減らすこと」

塚崎公義 / 久留米大学商学部教授

サラリーマンと老後資金(2)

 サラリーマンは、現役時代の蓄えと退職金を銀行に預金しておき、それを取り崩しながら老後を過ごす人が多いようですが、発想を転換して「退職金は公的年金の受け取り開始を70歳まで待つために使い、70歳以降は公的年金で生活する」ことを検討しましょう。そう考えた場合、70歳時点の金融資産は「万が一の時の備え」の役割となりますから、インフレに強い資産で持ちましょう。

この記事は有料記事です。

残り1399文字(全文1591文字)

塚崎公義

塚崎公義

久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。「退職金貧乏 定年後の『お金』の話」「老後破産しないためのお金の教科書」「増補改訂 よくわかる日本経済入門」「世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書」「なんだ、そうなのか! 経済入門」など著書多数。