辻野晃一郎の「世界と闘え」

「働き方改革」が働き手に突きつけること

辻野晃一郎・アレックス株式会社代表取締役社長兼CEO
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7月11日の記者会見で発言する安倍晋三首相=自民党本部で、藤井太郎撮影
7月11日の記者会見で発言する安倍晋三首相=自民党本部で、藤井太郎撮影

 参院選の直後、7月11日の記者会見で安倍晋三首相は、「アベノミクスを一層加速せよ」との信任を得た、と説明し、あらためて「内需を下支えする総合的で大胆な経済対策を実施する」と宣言した。その中で、「労働制度の改革を進め、社会全体の所得の底上げを図る」と述べ、長時間労働の是正や同一労働同一賃金を柱とする「働き方改革」の必要性を力説した。

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辻野晃一郎

アレックス株式会社代表取締役社長兼CEO

1957年福岡県生まれ。84年、慶応義塾大学大学院工学研究科を修了し、ソニー入社。VAIOなどの事業責任者、カンパニープレジデントを歴任。2007年、グーグルに入社し、その後、グーグル日本法人代表取締役社長に就任。10年4月にグーグルを退社し、アレックス株式会社を創業。著書に「グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた」(新潮社)、「リーダーになる勇気」(日本実業出版社)、「『出る杭』は伸ばせ! なぜ日本からグーグルは生まれないのか?」(文芸春秋)などがある。