週末シネマ フォロー

不良少年を変えた女判事の忍耐と愛情「太陽のめざめ」

(c) 2015 LES FILMS DU KIOSQUE - FRANCE 2 CINÉMA - WILD BUNCH - RHÔNE ALPES CINÉMA – PICTANOVO
(c) 2015 LES FILMS DU KIOSQUE - FRANCE 2 CINÉMA - WILD BUNCH - RHÔNE ALPES CINÉMA – PICTANOVO

 リオデジャネイロ五輪の真っ最中。夏の甲子園も始まって、筋書きのないドラマが日夜展開されているのに、映画どころじゃない? まあムリもない。でも映画館では地味ながら考えさせる作品が、次々と上映されていることも、お忘れなく。

 「太陽のめざめ」は、フランス映画。手に負えない不良少年を、少年裁判所の女性判事や教育係らが10年以上にわたって更生させようと見守り、働きかける姿を描く。北風と太陽のイソップ童話のごとく、忍耐と寛容こそが人を変えるという感動物語。しかしその体裁を超えてこの映画、今の世界と二重写しになるのだ。

この記事は有料記事です。

残り1614文字(全文1870文字)