くらしマンション・住宅最前線

マンションで天ぷら油を回収しバスを動かす一石二鳥

櫻井幸雄 / 住宅ジャーナリスト

 家庭ゴミで、「これ、どうやって捨てたらいいの」と困るのが天ぷらなど揚げ物をした後の油。いわゆる廃油ではないだろうか。そのまま流しの排水口に捨ててはいけない。環境汚染の原因になるし、排水管を詰まらせる原因にもなる。

 実際、ディスポーザー(生ゴミ粉砕処理機)を備えたマンションで排水管詰まりを起こす原因で最も多いのが、この廃油だという。天ぷら油を排水口に捨てると、管の途中で油が冷えて固まってしまう。そこにディスポーザーで砕いた食べ物が流れてくると、油に付着してたまる。そこへまた砕いた食べ物が流れてきて……結局、排水管が詰まってしまうのである。

 ぼろ切れや新聞紙に染みこませたり、凝固剤で固めたりしてから燃えるゴミとして捨てる方法も、捨てるため…

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櫻井幸雄

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。