20年後の暮らしとお金

リスク回避のための選択肢「老後は持ち家で」

塚崎公義・久留米大学商学部教授
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サラリーマンと老後資金(3)

 老後の借家住まいはリスクが大きいので、自宅を確保しましょう。住宅ローンを借りたら、ローンの金利によって、余裕資金で繰り上げ返済するべきか否かを検討しましょう。借家住まいの場合には、住宅購入資金を不動産株でためましょう。

老後の借家生活は長生きとインフレのリスクが

 老後の生活資金を考える上でのリスクと言えば、長生きしている間にインフレが来てダブルパンチを食らうことです。現役時代に頑張って預金していても、蓄えが底を突いてしまいかねません。従って、老後資金を考える際には、そのリスクをいかに回避するかが重要になるわけです。

 老後を借家で暮らすことは、長生きとインフレ(家賃上昇)のリスクを背負い込むことになりますし、加えて…

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塚崎公義

久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。「退職金貧乏 定年後の『お金』の話」「老後破産しないためのお金の教科書」「増補改訂 よくわかる日本経済入門」「世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書」「なんだ、そうなのか! 経済入門」など著書多数。