経済プレミア・トピックス

シャープを核に自社ブランド開発を目指す鴻海の大望

大河原克行・ジャーナリスト
  • 文字
  • 印刷
記者の囲み取材に応じる戴正呉・シャープ社長=2016年8月22日、川平愛撮影
記者の囲み取材に応じる戴正呉・シャープ社長=2016年8月22日、川平愛撮影

シャープは再生するか(2)

 鴻海グループは、傘下に収めたシャープの大規模なリストラを計画している模様だ。8月13日付でシャープの社長に就任した鴻海グループ副総裁の戴正呉氏は、シャープの今年度の売上高見通しは、前年度の2兆7862億円から大幅に減少し、2兆円となることを明らかにしている。そのうえで、「この売り上げ規模では、人員を維持できない。業績改善が見込めなければ、売上規模に応じた人員の適正化を図るため、削減もやむを得ない」と語る。

 過去数年の経営危機で、すでに多くの技術者がシャープを去った。優秀な技術者ほど外に出てしまう傾向があ…

この記事は有料記事です。

残り1605文字(全文1873文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

大河原克行

ジャーナリスト

1965年、東京都生まれ。IT業界の専門紙「週刊BCN(ビジネスコンピュータニュース)」の編集長を務め、2001年フリーランスジャーナリストとして独立。電機、IT産業を中心に幅広く取材、執筆活動を行う。著書に「ソニースピリットはよみがえるか」(日経BP社)など。