レスリング女子53キロ級決勝で敗れた吉田沙保里選手を抱き寄せる母・幸代さん(中央)=2016年8月18日、梅村直承撮影
レスリング女子53キロ級決勝で敗れた吉田沙保里選手を抱き寄せる母・幸代さん(中央)=2016年8月18日、梅村直承撮影

社会・カルチャーメディア万華鏡

メダリストと家族との関係を考えさせられたリオ五輪

山田道子 / 毎日新聞紙面審査委員

 リオデジャネイロ五輪が終わりに近づいた8月20日の毎日新聞朝刊「メディア時評」で、内田由紀子・京都大こころの未来研究センター准教授(社会心理学)が次のような内容を書いていた。

 「かつて米スタンフォード大学との共同研究で、2000年シドニー、04年アテネの五輪報道の日米比較を行った。日本では選手の背景や頭角を現す前の姿、家族や指導者との関わりなど『人間ドラマ』に焦点が当てられており、選手への親近感を覚えさせる。アメリカでは身体的特徴やライバルとの競り合いを分析する内容の報道が多かった」

この記事は有料記事です。

残り2167文字(全文2412文字)

山田道子

山田道子

毎日新聞紙面審査委員

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞入社。浦和支局(現さいたま支局)を経て社会部、政治部、川崎支局長など。2008年に総合週刊誌では日本で一番歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長を経て15年5月から現職。

イチ押しコラム

ニッポン金融ウラの裏

進む「キャッシュレス化」誰が責任を負っているのか

 キャッシュレス決済を巡る論議が高まり続けている。政府も外国人旅行者の増大を踏まえて、キャッシュレス化推進の旗を振り続けている。社…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
ミンスク駅前広場に今も建つレーニン像。背後のビルもスターリン的(写真は筆者撮影)

ミンスクの街を歩き考えた「ベラルーシ人」とは何者か

 ◇ベラルーシ・ミンスク編(2) 旧ソ連解体後に独立した国の中で唯一、ロシアべったりの体制を続けてきたベラルーシ。その首都ミンスク…

職場のトラブルどう防ぐ?

「ネトゲにはまって遅刻がち」若手社員をどう扱うか?

 A夫さん(46)は、社員数約80人の機械部品製造卸会社で品質管理部の責任者をしています。入社3年目の部下、B輔さん(23)の勤怠…

メディア万華鏡
第38回全国豊かな海づくり大会の放流会場で、笑顔で拍手をされる天皇、皇后両陛下=高知県土佐市の宇佐しおかぜ公園で2018年10月28日、加古信志撮影

「発信する皇后」美智子さまが平成にもたらしたもの

 「既視感、もう飽きた」--。皇后さまが10月20日、84歳の誕生日を迎えられた。天皇陛下の退位まで半年。皇后として最後の誕生日と…

知ってトクするモバイルライフ
デザインや機能を一新した「iPadプロ」。左が11型、右が12.9型

新「iPadプロ」はホームボタンなくして超高性能

 アップルは、米ニューヨークで10月30日(現地時間)、「iPadプロ」の新モデルを発表した。11月7日に発売される予定で、価格は…