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日産「新型セレナ」自動運転技術はどこまで使えるか

永井隆・ジャーナリスト
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正式にお披露目となった日産の「セレナ」=2016年8月24日、宮島寛撮影
正式にお披露目となった日産の「セレナ」=2016年8月24日、宮島寛撮影

 日産自動車は8月24日、自動運転技術を採用したミニバンの新型「セレナ」を発売した。今年5月、米国の電気自動車(EV)ベンチャー、テスラ・モーターズの高級セダン「モデルS」が自動運転中に高速道路でトレーラーと衝突し、運転者が死亡する事故が起きた。

 8月には、北京でもモデルSが自動運転中に衝突事故を起こしている。相次いだ事故の後だけに、新型セレナの発売は注目を集めている。

 「自動運転」とは言うものの、新型セレナもモデルSも、手をハンドルから離すような運転は許されていない。自動運転という言葉からは、運転者が何もしないでも車が走るイメージがあるが、実際には「運転補助」程度のものだ。

 新型セレナがオプションで採用した自動運転技術「プロパイロット」は具体的にどのようなものか説明しよう。

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永井隆

ジャーナリスト

1958年群馬県桐生市生まれ。明治大学卒。東京タイムズ記者を経て、92年にフリージャーナリストとして独立。「サントリー対キリン」(日本経済新聞出版社)など著書多数。