経済プレミア・トピックス

「アジアのデトロイト」タイ進出企業に広がる不安

中村智彦・神戸国際大学教授
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街中に設置されたプミポン国王(左)とワチラーロンコーン皇太子(右)、シリキット王妃の写真
街中に設置されたプミポン国王(左)とワチラーロンコーン皇太子(右)、シリキット王妃の写真

タイ王室の後継者問題(1)

 病気療養中のタイのプミポン国王の入院が長引き、現地の日系企業間で不安の声が上がっている。プミポン国王は、1927年生まれで今年12月に89歳を迎える。チャクリー王朝の第9代として46年6月9日に即位し、世界の君主の中で最も長い在位を更新している。

 タイに進出する日本企業は製造業を中心に数多い。「ほほ笑みの国」とも言われるタイだが、政治と王室の混乱が続いており、国王の今後の容体の行方はタイの政治や経済に多大な影響を及ぼす可能性が高い。その理由を探る。

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中村智彦

神戸国際大学教授

1964年、東京都生まれ。88年、上智大学文学部卒業。96年、名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。外資系航空会社、シンクタンクで勤務。大阪府立産業開発研究所、日本福祉大学経済学部助教授を経て、現職。専門は中小企業論と地域経済論。中小企業間のネットワーク構築や地域経済振興のプロジェクトに数多く参画し、TBS系「坂上&指原のつぶれない店」にも出演。