海外特派員リポート

「経験、感情、常識」を持つAIは人類の脅威か従僕か

清水憲司・毎日新聞経済部記者(前ワシントン特派員)
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人間の感情を把握する人工知能。PC画面に感情が折れ線グラフで表示される=2016年8月、清水憲司撮影
人間の感情を把握する人工知能。PC画面に感情が折れ線グラフで表示される=2016年8月、清水憲司撮影

人工知能(2)

 米国で開発が加速する人工知能(AI)は、どこに向かって進むのか。米東部ボストンで、研究の先陣を切るマサチューセッツ工科大学(MIT)から独立したベンチャー企業や、MITと同様、人工知能の研究を進めるタフツ大学を訪ねた。

 MITのコンピューター科学・人工知能研究所(CSAIL)から飛び出した米ベンチャー企業「アフェクティバ」。この会社は、人間の「感情」を理解する人工知能の開発を着々と進めている。

 パソコンから流れる動画を見つめると、パソコンのカメラを通じ人工知能が表情の変化を認識し、「喜び」「…

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清水憲司

毎日新聞経済部記者(前ワシントン特派員)

 1975年、宮城県生まれ。高校時代まで長野県で過ごし、東京大学文学部を卒業後、99年毎日新聞社に入社。前橋支局を経て、東京経済部で流通・商社、金融庁、財務省、日銀、エネルギー・東京電力などを担当した。2014~18年には北米総局(ワシントン)で、米国経済や企業動向のほか、通商問題などオバマ、トランプ両政権の経済政策を取材した。