高齢化時代の相続税対策

高度成長もバブルも経験したある社長のエンディング

広田龍介・税理士
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 東京都港区のYさん(80)は妻(73)と長男(45)、長女(42)の4人家族だ。

 Yさんは若いころ、繊維関係の会社に勤めていた。40歳で会社を辞め、同じ繊維関係の会社を設立した。当時は昭和50年代の高度成長期でもあり、質の良い繊維製品は面白いように売れた。

 営業面でも、顧客に対するアフターフォローを欠かさず、優良な顧客には奈良、京都の名所・旧跡や料亭に招待し、喜んでもらえるような営業を展開していた。

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広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。