くらし高齢化時代の相続税対策

創業者が引退準備を始めたら会社と仕事が若返った

広田龍介 / 税理士

 東京都内在住のIさん(87)は、父親が起こした子供向け玩具の製造販売事業を引き継ぎ、大きく成長させた。妻(83)と、結婚して家族を持った長男(51)、長女(48)、次女(46)の子供がいる。

 会社は無借金経営で、長男を後継として社長に据えた。しかし完全に任せられないので、院政を敷いていた。

 妻も同様に若い時から経理全般を受け持ち、銀行との資金調整にあたってきたため、資金管理を経理担当者に完全に任せきれないでいた。

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広田龍介

広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。