くらし下流化ニッポンの処方箋

「辞めるなら賠償請求だ」と脅された36歳建設会社員

藤田孝典 / NPO法人ほっとプラス代表理事

労災と補償(2)

 「25歳調理師の“過重労働うつ”は労災か−−労災と補償(1)」の続きをお届けします。

 人を雇って事業をする会社は、社員の業務上の病気、けがに対応する「労災保険」への加入が法律で義務づけられています。強制適用で例外はありません。しかし、何かと理由を付けて労災を認めようとしない会社があります。

 実際に「労災保険に入っていないから無駄だ、と会社に言われた」「こんなの労災には当たらないと社長に一…

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藤田孝典

藤田孝典

NPO法人ほっとプラス代表理事

1982年生まれ。NPO法人ほっとプラス代表理事、聖学院大学人間福祉学部客員准教授、反貧困ネットワーク埼玉代表。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員。ソーシャルワーカーとして現場で生活困窮者支援をしながら、生活保護や貧困問題への対策を積極的に提言している。著書に「貧困クライシス 国民総『最底辺』社会」(毎日新聞出版)「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」「ひとりも殺させない」「貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち」など。