辻野晃一郎の「世界と闘え」

「働き方改革」で大切なのは働き手の夢と覚悟

辻野晃一郎・アレックス株式会社代表取締役社長兼CEO
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「働き方改革実現推進室」の看板をかける安倍首相と加藤働き方改革相=2016年9月2日、代表撮影
「働き方改革実現推進室」の看板をかける安倍首相と加藤働き方改革相=2016年9月2日、代表撮影

 この国は、ついに「働き方」についても、政府主導で変革を迫らねばならない国となった。内閣官房に「働き方改革推進室」が設置され、安倍晋三首相を議長に、閣僚8人と民間人15人を構成メンバーにした「働き方改革実現会議」も発足した。

 ホワイトカラーの生産性の低さは、かねて指摘されてきたが、いよいよ人々の働き方を本気で変えないことにはどうにもならないところまで来た、という国家的危機意識の現れだろう。

 日本経済新聞が定期的にまとめている国内主要企業の「社長100人アンケート」によると、「裁量労働制の…

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辻野晃一郎

アレックス株式会社代表取締役社長兼CEO

1957年福岡県生まれ。84年、慶応義塾大学大学院工学研究科を修了し、ソニー入社。VAIOなどの事業責任者、カンパニープレジデントを歴任。2007年、グーグルに入社し、その後、グーグル日本法人代表取締役社長に就任。10年4月にグーグルを退社し、アレックス株式会社を創業。著書に「グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた」(新潮社)、「リーダーになる勇気」(日本実業出版社)、「『出る杭』は伸ばせ! なぜ日本からグーグルは生まれないのか?」(文芸春秋)などがある。