海外特派員リポート

米国「メガ太陽光発電所」は年300日晴天で低コスト

清水憲司・毎日新聞経済部記者(前ワシントン特派員)
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太陽光発電所として営業運転を始めるコマンチェ発電所=コロラド州プエブロ郡で(再生可能エネルギー発電所建設会社RES提供)
太陽光発電所として営業運転を始めるコマンチェ発電所=コロラド州プエブロ郡で(再生可能エネルギー発電所建設会社RES提供)

 米国で、太陽光発電の低コスト化が進んでいる。太陽光パネルの量産効果で、条件の良い一部の太陽光発電所では、天然ガス火力や石炭火力と比べても見劣りしない水準まで発電コストが低下してきた。年平均300日の晴天に恵まれ、「太陽の州」の異名を持つ米西部コロラド州を訪ねた。

 ロッキー山脈を望む州都デンバーから南に車を走らせると、次第に樹木がまばらになり、乾燥地帯に入ったことが分かる。プエブロ郡で今秋、営業運転を始めるコマンチェ発電所(設備容量156メガワット)は、見渡す限りの平原に約50万枚のパネルを設置した大規模太陽光発電所(メガソーラー)だ。

 ロッキー山脈以東では最大規模。コロラド州は「2020年までに電力の3割を再生可能エネルギーでまかな…

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清水憲司

毎日新聞経済部記者(前ワシントン特派員)

 1975年、宮城県生まれ。高校時代まで長野県で過ごし、東京大学文学部を卒業後、99年毎日新聞社に入社。前橋支局を経て、東京経済部で流通・商社、金融庁、財務省、日銀、エネルギー・東京電力などを担当した。2014~18年には北米総局(ワシントン)で、米国経済や企業動向のほか、通商問題などオバマ、トランプ両政権の経済政策を取材した。