
日本では、賃金を決める際に最も重視されるのが「年齢」と「役職」です。また、働く人には、たとえ同じ仕事をしていても「会社ごとに労働条件が異なり、給与額も違うのは当然」という認識があります。同業でも、各社の給与額にはばらつきがあるのです。
諸外国には職種ごとに賃金相場があり、企業もそれを重視して賃金を決めます。また欧米企業では、「営業の係長は5等級、庶務の係長は6等級」などと、同じ役職でも職種で賃金に差をつけるのが一般的です。
日本で賃金の話題が取り上げられるのは、春闘などのニュースが報じられる時でしょう。春闘では、労使が昇給や賞与額を交渉しますが、争点の一つに「賃金カーブ」があります。年齢を横軸、賃金を縦軸にとった折れ線グラフです。
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