マネー・金融ニッポン金融ウラの裏

複雑でハイリスクな金融商品がいまだに「野放し」?

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 複雑でリスクの高い金融商品を個人向けに販売する際に、顧客にきちんとした説明が行われているのか--。

 価格変動リスクを伴う金融商品の販売を巡っては、商品の説明が書かれた目論見書(もくろみしょ)や販売資料の内容が適切かどうか、金融審議会の場などで論議されてきた。だが、販売資料などは、対面セールスでは営業ツールのひとつにすぎない。営業マンの巧みなセールストークに思わず購入してしまい、後で泣きを見るケースが後を絶たない。

 たとえば、ハイリスク商品の一つに、「日経平均株価連動債」というものがある。この商品は、金利が高いこ…

この記事は有料記事です。

残り2036文字(全文2295文字)

今なら最大2カ月100円! キャンペーン実施中! 詳しくはこちら

浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。

イチ押しコラム

ニッポン金融ウラの裏
 

地域銀行が「収益力強化」のために今年やるべきこと

 今年の金融分野の課題は何か――。前回は証券市場の問題を考えたが、今回は間接金融、つまり銀行業界に目を向けてみたい。最大級のテーマ…

知ってトクするモバイルライフ
ディスプレーを折りたためる「フレックスパイ」

5Gに向け新作スマホ「二つ折り画面」は普及するか

 米ラスベガスで1月8~11日、世界最大の家電・IT見本市「CES」が開かれた。 パソコン、テレビから人工知能(AI)を採用した白…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
アフリカの服やクラフトを売る店が150店も並ぶ「ウォーターシェッド」でエスワティニ(旧スワジランド)の手作り品を売っていた黒人と白人のコンビ(写真は筆者撮影)

ケープタウンを探索 カラフルな街並み“意外に安全”

 ◇南アフリカ編(2) シンガポールとヨハネスブルクで乗り換え、羽田から24時間少々かけてたどりついた、南アフリカ共和国のケープタ…

メディア万華鏡
西武・そごうのサイトに公開された広告動画

西武そごう広告とSPA!「残念なメディア」の共通項

 昨年の新語・流行語のトップ10に、性暴力を告発する「#MeToo」が入って喜んでいたら、新年早々、メディアと女性をめぐるがっかり…

職場のトラブルどう防ぐ?
 

遅刻常習バイトを解雇 コンビニ店長が払った“代償”

 A郎さん(36)はコンビニエンスストアの店長です。1カ月前にアルバイトで採用した高校生のB子さん(17)の遅刻や欠勤が多かったり…