ニッポン金融ウラの裏

複雑でハイリスクな金融商品がいまだに「野放し」?

浪川攻・金融ジャーナリスト
  • 文字
  • 印刷

 複雑でリスクの高い金融商品を個人向けに販売する際に、顧客にきちんとした説明が行われているのか--。

 価格変動リスクを伴う金融商品の販売を巡っては、商品の説明が書かれた目論見書(もくろみしょ)や販売資料の内容が適切かどうか、金融審議会の場などで論議されてきた。だが、販売資料などは、対面セールスでは営業ツールのひとつにすぎない。営業マンの巧みなセールストークに思わず購入してしまい、後で泣きを見るケースが後を絶たない。

 たとえば、ハイリスク商品の一つに、「日経平均株価連動債」というものがある。この商品は、金利が高いこ…

この記事は有料記事です。

残り2036文字(全文2295文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。