キャリアセンター ここだけの話!?

「内定ブルー」乗り越えるか乗り換えるか

都内・某共学大進路指導担当
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 内定式に参加して、その会社への帰属意識(忠誠心?)が高まり、迷いが吹っ切れる学生もいれば、逆に「このままこの会社に入っていいのだろうか」と迷路に入り込む学生もいる。前回は内定式で覚悟を決めた学生の話を取り上げたが、今回は逆のケースを紹介する。

 「内定ブルー」と言うのだそうだ。内定式で入社同期(予定)のはしゃぐ姿を見て、「何か違うな」と深まる違和感。あるいは、これまで頼もしく思えていた、その会社の幹部の語り口がパワハラに感じられる瞬間。ピッカピカのオフィスも、一歩バックヤードに入ると、段ボール箱が雑然と積まれている……。私たち大学の就活支援部門の職員のところには、そんな相談をしにくる学生がいる。

 「給料とか、休日とか、手当とか、そういう待遇面に不満があるわけじゃないんですよね」。「理屈」ではなく「雰囲気」なのだそうだ。例えば、大好きだった相手のいやな面が見え始めると、そこばかりが目に付くというような……。内定をもらった学生自身、うまく説明ができない心境らしい。

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都内・某共学大進路指導担当

東京都内の共学の大学の「キャリアセンター」に勤めるベテラン大学職員。大学生の就職活動の支援や、進路指導を担当している。