ネットから読み解く経済・社会

月980円スポティファイが変える音楽の楽しみ方

まつもとあつし・ジャーナリスト
  • 文字
  • 印刷

し放題サービスの仕組み(1)

 音楽配信サービス世界最大手のSpotify(スポティファイ)が9月29日、日本でのサービスを一部スタートさせました。公称4000万曲以上が月額980円で聴き放題です。日本では米アップルのアップルミュージックや、AWA(アワ)、ラインミュージックなど国内企業の同様のサービスが先行しています。スポティファイは後発で、「大手がしのぎを削る中、どのくらい存在感を示せるのか?」といった声もありますが、注目されるのは広告付きの無料プランがあることです。

 先行のサービスも、無料のトライアル期間を設けたり、機能が制限される無料プランを導入したりしているケースもありますが、基本は月額定額。スポティファイも基本は同じですが、世界3億2000万人超のユーザーのうち、有料会員は4000万人とされ、広告付きの無料プランの仕組みが広く支持されている様子がうかがえます。日本でも、音楽を聴くのに利用料を払いたくないというニーズにうまくハマる可能性があります。

この記事は有料記事です。

残り1602文字(全文2036文字)

まつもとあつし

ジャーナリスト

ITベンチャー、出版社、広告代理店、映像会社などを経て、現職。ASCII.jp、ITmedia、ダ・ヴィンチなどに寄稿。著書に「知的生産の技術とセンス」(マイナビ/@mehoriとの共著)、「ソーシャルゲームのすごい仕組み」(アスキー新書)など。取材・執筆と並行して東京大学大学院博士課程でコンテンツやメディアの学際研究を進めている。