「この人、この土地」だから生み出せる一品

ジュース搾りかす堆肥で育てた「信州りんご米」の挑戦

小高朋子・旅食ライター・カメラマン
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信州ファーム荻原の「信州りんご米 やえはら舞」(付属のリンゴはイメージです)=小高朋子撮影
信州ファーム荻原の「信州りんご米 やえはら舞」(付属のリンゴはイメージです)=小高朋子撮影

 立ち込める湯気と、ほんのり甘い米の香りが鼻をくすぐる。ツヤツヤと輝く米粒には生命力を感じる。それもそのはず、数日前に収穫されたばかりの正真正銘の新米「信州りんご米 やえはら舞」(2キロ1300円税込み)だからだ。粘りがあるのに粒が立ち、しっかりと歯ごたえがある。かむたびに深みのある甘みと香りが口に広がり、思わずおかわりをしてしまう。飽きのこない味だ。

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小高朋子

旅食ライター・カメラマン

1982年、神奈川県生まれ。アパレル業界、映像製作会社を経て、フリーランスに。持続可能なモノづくりの可能性を求めて各地を巡り、地域の食文化、工芸品、産業などを取材し、写真、映像も用いてその魅力を紹介している。現在、農業者向けのビジネススクール(オンラインアグリビジネススクール)にかかわり、各地の農業現場の取材を担当。旅と、おいしい食べものと日本酒が何よりも好き。