猫ブームの光と陰

都内殺処分203匹をゼロ公約した小池知事の本気度

駅義則・元時事通信記者
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殺処分される直前、プラスチックのゲージに入れられる子猫たち=和歌山県の動物愛護センターで2015年8月28日、稲生陽撮影
殺処分される直前、プラスチックのゲージに入れられる子猫たち=和歌山県の動物愛護センターで2015年8月28日、稲生陽撮影

 築地市場移転問題で連日、トップニュースを飾っている小池百合子・東京都知事。選挙期間中に「待機児童ゼロ」「満員電車ゼロ」など「七つのゼロ」を公約に掲げて当選した。その一つが「ペット殺処分ゼロ」だ。

 当選から約1カ月後の8月26日、小池都知事は都内でのイベントで、2015年度の都内でのペット殺処分数が実質的に203匹まで減っているとして、20年の東京五輪までにこの数を「ゼロ」にする意向を示した。

 都の殺処分数は比較的少ないほうだが、全国では年間約10万匹の犬や猫が、都道府県の施設や保健所で、引き取り手のないまま殺処分されている。数は年々減っており、すでに神奈川県や熊本市で殺処分ゼロを達成した例もある。

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駅義則

元時事通信記者

1965年、山口県生まれ。88年に時事通信社に入社。金融や電機・通信などの業界取材を担当した。2006年、米通信社ブルームバーグ・ニュースに移り、IT関連の記者・エディターなどを務めた。また、飼い主のいない猫の保護や不妊化にも携わっている。