経済プレミア・トピックス

トランプ氏が引き寄せた米「屈折層」と社会の分断

冷泉彰彦・作家・ジャーナリスト
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演説するドナルド・トランプ氏
演説するドナルド・トランプ氏

 米大統領選で、ドナルド・トランプ氏は苦境に立っている。10月1日に暴露された「国の所得税の長期間未払い」という疑惑、そして10月7日に表ざたになった「女性蔑視発言」のビデオテープによって、大統領候補としてはほぼ「死に体」となっているのは間違いない。

 そのトランプ氏は、とりあえず10月9日の「大統領選第2回テレビ討論」は乗り切っている。共和党内のポール・ライアン下院議長や、ジョン・マケイン上院議員などから「支持取り下げ」という通告を受けているのは事実だ。だが、それでも選挙運動を続行する姿勢には変わりはないし、今でも熱狂的な支持者に支えられている。

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冷泉彰彦

作家・ジャーナリスト

1959年東京生まれ。東京大学文学部卒業。米ニュージャージー州在住。プリンストン日本語学校高等部主任。コロンビア大学大学院修士(日本語教授法)。福武書店(現ベネッセコーポレーション)勤務を経て93年に渡米。近著に「民主党のアメリカ 共和党のアメリカ」(日本経済新聞出版社)など。メールマガジン「JMM」および「冷泉彰彦のプリンストン通信」配信中。