経済を読む

ビュッフェ方式のレストランはなぜ繁盛するのか

塚崎公義・久留米大学商学部教授
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 今回は「ビュッフェ方式のレストランはなぜ繁盛するのか」というテーマで、ビジネスの仕組みを考えてみたいと思います。

 ビュッフェ方式というのは、お店の真ん中のテーブルに何種類もの料理が置いてあり、お客さんが自分の好きな料理を好きなだけ取って食べることができるシステムです。食欲旺盛の人がたくさん来ると、つぶれそうに思いませんか? でも、そう簡単にはつぶれない仕組みになっているのです。

 ビュッフェ方式のレストランの採算を考えてみましょう。まず、一度にたくさんの料理を作るためコックさんの効率が良いのです。お客さんに注文してもらって1人分の料理をつくるのと、20人分の料理を作って並べておくのと、コックさんの手間はそんなに変わりません。コックさんの効率が普通の店よりずっといいのです。

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塚崎公義

久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。「退職金貧乏 定年後の『お金』の話」「老後破産しないためのお金の教科書」「増補改訂 よくわかる日本経済入門」「世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書」「なんだ、そうなのか! 経済入門」など著書多数。