猫ブームの光と陰

売れ残った犬猫がたどる悲しい運命を知っていますか

駅義則・元時事通信記者
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明け方まで営業する繁華街のペットショップ。売れ残った動物の行方を気にする人は少ない
明け方まで営業する繁華街のペットショップ。売れ残った動物の行方を気にする人は少ない

 ブームが盛んになればなるほど、闇に葬られるペットが増えるとの懸念が、動物愛護団体を中心に強まっている。大量生産には必然的に売れ残りが伴うからだ。こうしたペットを、どんな運命が待つのだろうか。栃木県中部の山あいの施設で犬や猫を劣悪な飼育環境に置き、10月17日に栃木県警から動物愛護法違反(虐待)容疑で書類送検された「引き取り業者」の例を紹介しよう。

 「17~18年前からやっていて最盛期には200匹強いた」。引き取り業の会社を経営してきたS氏は、送…

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駅義則

元時事通信記者

1965年、山口県生まれ。88年に時事通信社に入社。金融や電機・通信などの業界取材を担当した。2006年、米通信社ブルームバーグ・ニュースに移り、IT関連の記者・エディターなどを務めた。また、飼い主のいない猫の保護や不妊化にも携わっている。