週末シネマ

ビジュアルと物語性「君の名は。」現象の読み解き方

勝田友巳・毎日新聞学芸部長
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(c)2016「君の名は。」製作委員会
(c)2016「君の名は。」製作委員会

 アニメ映画「君の名は。」が、公開から8週連続で興行収入1位を記録した。これまでの興収は150億円、観客動員も1100万人を超え、歴代10傑入りをうかがう勢いだ。こんなに当たるとは誰も予想しなかった。いったいなぜ? ズバリと答えられたら名プロデューサーだが、今回は後付けながら「君の名は。」現象を分析する。

 「君の名は。」の興行的な“実力”をシビアに評価したら、配給の東宝が当初期待していた興収20億円程度…

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勝田友巳

毎日新聞学芸部長

1965年、茨城県出身。北海道大文学部卒。90年毎日新聞に入社し、松本支局、長野支局などを経て、東京本社学芸部。映画を担当して15年、新作映画を追いかける一方、カンヌ、ベルリンなど国際映画祭や撮影現場を訪ね、映画人にも話を聞いて回る日々。毎日新聞紙面で「京都カツドウ屋60年 馬場正男と撮影所」「奇跡 軌跡 毎日映コン70年」の、2本の映画史ものを連載中。