海外特派員リポート

日本美術の魅力を伝えるミニ彫刻「根付」米国で再評価

清水憲司・毎日新聞経済部記者(前ワシントン特派員)
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安土桃山時代から江戸時代に流行した装飾品「根付(ねつけ)」。現在は9割が海外の所蔵と言われている=2016年10月、清水憲司撮影
安土桃山時代から江戸時代に流行した装飾品「根付(ねつけ)」。現在は9割が海外の所蔵と言われている=2016年10月、清水憲司撮影

 在ワシントンの日本大使館が、米国内に埋もれた日本の美術品の発掘を進めている。安土桃山時代から江戸時代に流行した装飾品「根付(ねつけ)」は手のひらサイズのミニチュア彫刻。幕末の開国を機に花鳥風月といった日本らしいデザインやユーモラスな造形が欧米収集家の目に留まり、現在は9割が海外で所蔵されていると言われる。日本美術の魅力を再発見しようという取り組みを取材した。

 「根付は素晴らしい芸術だ。日本の人々はこの遺産をもっと誇っていい」。米南部バージニア州の元医師ジェ…

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清水憲司

毎日新聞経済部記者(前ワシントン特派員)

 1975年、宮城県生まれ。高校時代まで長野県で過ごし、東京大学文学部を卒業後、99年毎日新聞社に入社。前橋支局を経て、東京経済部で流通・商社、金融庁、財務省、日銀、エネルギー・東京電力などを担当した。2014~18年には北米総局(ワシントン)で、米国経済や企業動向のほか、通商問題などオバマ、トランプ両政権の経済政策を取材した。