この酒場この一品

魚介料理も卵料理もひと工夫 居酒屋「都夏」の独自性

印束義則・ライター
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「都夏印オムライス」(820円税別、以下同)。日付け、店名、料理名が入ったSNS時代ならではの一品
「都夏印オムライス」(820円税別、以下同)。日付け、店名、料理名が入ったSNS時代ならではの一品

 居酒屋には、居酒屋ならではの定番メニューがある。枝豆や冷ややっこといった有名どころから、割合よく見かけるものまで、その存在を確認するとホッとひと安心する。

 東京・下北沢の「都夏(つげ)」(東京都世田谷区代沢、小田急線、京王井の頭線下北沢駅から徒歩5分)にも、そんな楽しい定番メニューがある。ただ、“定番”だが、どれも少し違う。そんな独自の魅力が詰まっている。

 例えばシーフードサラダは、その名もズバリ「刺身という名のサラダ」(870円税別、以下同)。んっ、「刺身」という名前の「サラダ」なのか? それとも、商品カテゴリーはサラダだけど、料理的には刺し身?

 この商品、長さ42センチもある長皿に野菜と魚介をふんだんに盛った、インパクトの強い一品。確かに刺し身と呼ぶべきか、サラダと呼ぶべきか迷ってしまう。

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印束義則

ライター

1966年福岡県生まれ。飲食店専門誌を多数発行する旭屋出版で「すしの雑誌」など専門誌、ムック編集に携わり、独立後はライターとして幅広く活躍。これまでに取材した飲食店は2000店以上、ローカル立地の繁盛店などニッチな飲食店情報に強い。「月刊近代食堂」(旭屋出版)に「ローカル実力店の強さの秘訣」「繁盛店を作るメニュー表」、「日本外食新聞」(外食産業新聞社)に「二等立地…地方立地…ありえない立地 印束義則の繁盛店実況中継」を連載中。