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就活面接でライバルに競り勝つ自己PRの盛り方

塚崎公義・久留米大学商学部教授

就活に向けて(3)

 就職試験は積極的に自分を売り込むことが必要です。そして、就職面接は、面接官が履歴書を見ながら質問をします。履歴書をうまく書けば、面接官の質問を自分の得意分野に誘導することが可能です。

 そのためには、自分が聞いてほしい質問は何かを考えて履歴書を書くことです。そのために、自分が誇れるところや、他の学生よりも相対的に有利な面が何かを十分に自己分析する必要があるのです。

 ちなみに、入学試験は与えられた問題を解くだけです。そして、試験問題は、大学側が一方的に出題するので、得意分野が出されるか不得意分野が出されるかはわかりません。そこが就職試験と入学試験の大きな違いです。

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久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。「退職金貧乏 定年後の『お金』の話」「老後破産しないためのお金の教科書」「増補改訂 よくわかる日本経済入門」「世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書」「なんだ、そうなのか! 経済入門」など著書多数。