マネー・金融ニッポン金融ウラの裏

地銀の不動産融資過熱で「焦げ付き爆弾」は破裂するか

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 いつ、ブレーキがかかるのかーー。銀行などによる不動産業向け融資の拡大が続いている。日銀によると、今年度上期(4~9月)は、新規融資額が7兆706億円に達して、バブル経済の時期の新規融資額を抜いたという。過熱する銀行の不動産関連融資の現状を報告する。

信金と手を組んで不動産融資を加速させる関西系地銀

 東京都の郊外で目立っているのが、ある地方銀行A銀行と信用金庫による提携ビジネスである。A銀行は関西地方を拠点とする典型的な地銀で、近年、首都圏における融資攻勢を強めてきた。そのほとんどが不動産関連融資である。もともと、首都圏に拠点があるわけでもない。そこで、東京の郊外を地盤とする信金と手を結んだ。

 実際にどのような形で不動産関連融資が行われているのかを説明しよう。

この記事は有料記事です。

残り1615文字(全文1948文字)

浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。

イチ押しコラム

ニッポン金融ウラの裏
記者会見で質問に答える黒田東彦・日銀総裁=2019年1月23日、後藤豪撮影

日銀保有ETF21兆円と「昭和40年不況」の棚上げ策

 日銀がマイナス金利政策を発動して早くも3年になる。いまのところ、日銀がマイナス金利政策を脱却する見通しは立っておらず、金融機関の…

知ってトクするモバイルライフ
3月1日に発売する「トーンe19」。シンプルなミドルレンジモデルで価格を抑えた

「iPhone1台分で1家族」トーンモバイル新端末

 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)傘下で格安スマホ事業を展開するトーンモバイルが、新端末「トーンe19」を3月1日に発…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
国道4号沿いのサービスエリア「Alzu」はサイ、カバ、インパラなどが放し飼いにされている人気スポット(写真は筆者撮影)

ヨハネスブルク「絶対に歩いてはいけない」地区を縦断

 ◇南アフリカ編(7) レソト王国入国に失敗したにもかかわらず、懲りもせず今度は、エスワティニ(旧スワジランド)の国境近くまで走っ…

職場のトラブルどう防ぐ?
 

働き方改革のしわ寄せ?「収入半減」パート女性の嘆き

 A実さん(55)は、チェーン展開する自宅近くのクリーニング店で受付のパートとして働いています。昨年「働き方改革」への対応で店舗に…

メディア万華鏡
婚約が内定、記者会見される秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さん=東京都港区の赤坂東邸で2017年9月3日、代表撮影

「開かれた皇室」が生んだ?小室さんスキャンダル報道

 ガソリン、投下しちゃった。秋篠宮家の長女眞子さま(27)との婚約が延期となっている米国留学中の小室圭さん(27)が1月22日、母…