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年収アップのために知っておきたい「労働生産性」

神田靖美・リザルト株式会社代表取締役

 年末賞与(ボーナス)の支給時期が近づいています。月給と賞与が併存する制度は日本の企業独特のもの。正社員・正職員の平均賞与額(2014年)は、年収の約19%を占めます(厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より)。

 「賞与がもう少し多ければ生活が楽になるのになあ」と考える方は多いでしょうが、ここは、月給と賞与を含めた年収そのもののアップを目指したいものです。そのためにも「労働生産性」と、会社の評価の仕組みを知っておきましょう。

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リザルト株式会社代表取締役

1961年生まれ。上智大学経済学部卒業後、賃金管理研究所を経て2006年に独立。著書に「スリーステップ式だから成果主義賃金を正しく導入する本」(あさ出版)、「社長・役員の報酬・賞与・退職金」(共著、日本実業出版社)など。日本賃金学会会員。早稲田大学大学院商学研究科MBAコース修了。