マネー・金融ニッポン金融ウラの裏

富裕層向け「ファンドラップ」隠れ手数料は開示されるか

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 金融庁はこのほど、銀行、証券会社などが金融商品を販売する際に、顧客に手数料を明確に開示していく枠組みを導入する。自ら負担する手数料が顧客にわからないケースがあったからだ。だが、その有効性がどこまで期待できるのかという疑問の声が上がっている。

 たとえば、「ファンドラップ」と呼ばれる商品を巡る問題がある。富裕層向けの資産運用商品として急速に普及している。「ファンドラップ」は、顧客が証券会社や銀行、信託銀行などの資産運用会社と、資産運用を一任する契約を結ぶ。そのうえで、リスク度に応じた運用のコースを顧客が選択する。運用会社は、そのリスク度に応じて数多くの個別ファンドから投資対象を選んで運用する。

この記事は有料記事です。

残り1175文字(全文1474文字)

浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。

イチ押しコラム

知ってトクするモバイルライフ
手のひらにしっかり収まる「アクオスR2コンパクト」。発売は1月

日本人の好みに応えたシャープ・アクオス小型スマホ

 シャープが、小型スマホの「アクオスR2コンパクト」を開発。ソフトバンクから2019年1月に発売されるほか、SIMフリーモデルとし…

ニッポン金融ウラの裏

NISAに最初の「5年満期」更新しないと非課税消滅

 少額投資非課税制度(NISA)が初めての期間満了を迎える。一定の手続きによって、さらに5年間の非課税期間延長となるが、いま、証券…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
地下化されたワルシャワ中央駅上の広場。スターリン建築と民主化後のビルが林立する(写真は筆者撮影)

西に移動させられた国ポーランド 首都ワルシャワの今

 ◇ポーランド・ワルシャワ編(1) 36年前、高校の文化祭のディベートで、「史上最大の英雄は誰か」というお題に、「ポーランドで共産…

メディア万華鏡
週刊文春11月1日号

メディア騒がすドタキャン沢田研二の「格好いい老後」

 騒ぎ過ぎじゃないか。取り上げ方の息もなんだか長い。ジュリーこと沢田研二さん(70)が、10月17日にさいたまスーパーアリーナで予…

職場のトラブルどう防ぐ?

「部下の夫から連日クレーム」42歳女性上司の困惑

 A美さん(42)は、夫が院長を務めるクリニックの事務長を務めています。2カ月前から経理担当として働いているB子さん(33)の夫か…