不妊手術を終えた猫に背中から水分を補給する=11月25日、駅義則撮影
不妊手術を終えた猫に背中から水分を補給する=11月25日、駅義則撮影

社会・カルチャー猫ブームの光と陰

一斉不妊手術で減らせる野良猫と子猫の悲劇

駅義則 / 元時事通信記者

不妊手術・現場ルポ(2)

 猫の不妊手術リポート、今回は新潟市で見た手術の光景を紹介する。獣医師の腕がよく、通常であれば1匹あたり10分もかからない。人間の身勝手な見方かもしれないが、出産を続けることによる母体への負担や、大量に繁殖した野良猫の子猫が死んでいく不幸の連鎖の重さに比べれば、不妊手術を「かわいそう」とは言えないというのが筆者の思いだ。

 新潟市の東のはずれ、新潟東港の公園にすみついた野良猫を集めた公益財団法人「どうぶつ基金」(兵庫県芦…

この記事は有料記事です。

残り1501文字(全文1724文字)

駅義則

駅義則

元時事通信記者

1965年、山口県生まれ。88年に時事通信社に入社。金融や電機・通信などの業界取材を担当した。2006年、米通信社ブルームバーグ・ニュースに移り、IT関連の記者・エディターなどを務めた。また、飼い主のいない猫の保護や不妊化にも携わっている。

イチ押しコラム

職場のトラブルどう防ぐ?
 

「定時帰りは無理!?」26歳女性“固定残業代”への疑問

 A子さん(26)は、3カ月前に今の会社に転職しました。職種は営業アシスタントです。転職以降、定時に上がれる日がほとんどありません…

知ってトクするモバイルライフ
プライバシー重視の方針を打ち出すアップル。開発者向け会議でもプライバシーに関してはたびたび言及される(写真は2018年6月のアップルの年次開発会議<WWDC>)

アップルが「GAFA」一括りにされるのを嫌がる理由

 総務省は、電気通信事業法の「通信の秘密」の規定を、巨大なプラットフォームを持つ海外のIT企業にも域外適用する方向で検討を進めてい…

ニッポン金融ウラの裏
 

キャッシュレス化20%「日本は遅れてる」はホント?

 「デジタルマネー」が引き続きホットな話題となっている。政府が推進するキャッシュレス化社会の流れに沿った議論だ。だが、さまざまな官…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
ユジノサハリンスク市街でのイベントにいた着ぐるみ。ちょっと不気味なところがロシア的?(写真は筆者撮影)

サハリン「ユジノサハリンスク」旧樺太の地の今は

 ◇ロシア・ユジノサハリンスク編(1) ロシア・サハリン州の、州都ユジノサハリンスク(日本語にすれば「南サハリン市」)。成田空港か…

メディア万華鏡
 

「準強制性交」の罪名に感じる司法の“男性バイアス”

 「薬飲ませ女性暴行の疑い 昭和大の医師2人、容疑否認」「田畑毅議員が辞職願 衆院に提出 女性とトラブル」「新井浩文被告 500万…