水揚げされたばかりの「銀王」=マルキン提供
水揚げされたばかりの「銀王」=マルキン提供

社会・カルチャー「この人、この土地」だから生み出せる一品

養殖サケをブランド化 宮城県女川町「銀王」の飛躍

小高朋子 / 旅食ライター・カメラマン

 薄紅色の引き締まった銀ザケ「銀王」の刺し身はプリッとした歯ごたえがあり、しっとりとした脂身の甘みが口に広がる。宮城県女川町の中心部から北東へ7キロほど離れた尾浦集落の沖に、株式会社マルキンの養殖場はある。養殖から加工まで自社一貫生産の銀王は、刺し身のおいしさはもちろん、ムニエルやフライにしても身がふっくらとしていて、味わいは絶品だ。

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小高朋子

小高朋子

旅食ライター・カメラマン

1982年、神奈川県生まれ。アパレル業界、映像製作会社を経て、フリーランスに。持続可能なモノづくりの可能性を求めて各地を巡り、地域の食文化、工芸品、産業などを取材し、写真、映像も用いてその魅力を紹介している。現在、農業者向けのビジネススクール(オンラインアグリビジネススクール)にかかわり、各地の農業現場の取材を担当。旅と、おいしい食べものと日本酒が何よりも好き。