キャリアセンター ここだけの話!?

6時間3500円インターンは体験かブラック労働か

都内・某共学大進路指導担当
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 「ブラック企業」でも「ブラックバイト(アルバイト)」でもない、「ブラックインターン(シップ)」について今回は取り上げたい。

 ブラックインターンという言い方は「ブラック企業」ほど世間には認知されておらず、これといった定義もない。ただ、私たち大学職員から見て「このインターンシップ先は明らかにブラックなので、学生には紹介したくない」あるいは「すぐにでもインターンを辞めさせたい」という企業があるということだ。

 最近、こんなことがあった。比較的学生に人気の業界のある企業のインターンシップについて、学生の間にクチコミで情報が流れていた。その内容を私が勤める大学の教員が学生から聞き出し、私に教えてくれた。

 拘束時間が6時間で、食費と交通費込みで3500円が支給されるという。インターンシップは「無報酬」のところもあり、「就業体験」を積ませてもらって3500円の報酬を得られるのだから、悪い話ではない、という考え方もあるだろう。しかし、このケースでは、「就業体験」の中身はアルバイトに近く、それを労働と考えれば、最低賃金を大幅に下回っている。

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都内・某共学大進路指導担当

東京都内の共学の大学の「キャリアセンター」に勤めるベテラン大学職員。大学生の就職活動の支援や、進路指導を担当している。