猫ブームの光と陰

猫の不妊手術が守った「クロウサギと世界遺産への道」

駅義則・元時事通信記者
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                    ハブにかまれ縫合手術を受けた猫。手術翌日から餌をよく食べた。地元出身の、長寿で有名な泉重千代さんにちなんで重(しげ)ちゃんと命名された=どうぶつ基金提供
                    ハブにかまれ縫合手術を受けた猫。手術翌日から餌をよく食べた。地元出身の、長寿で有名な泉重千代さんにちなんで重(しげ)ちゃんと命名された=どうぶつ基金提供

不妊手術・現場ルポ(3)

 全国各地で猫の無料不妊手術を行っている公益財団法人「どうぶつ基金」。活動に協力する動物病院も81に増えた。しかし、活動が知られるほど寄せられる「SOS」も急増し、対処しきれない実情も垣間見える。今回は昨年取材した、鹿児島県・徳之島でのどうぶつ基金の一斉不妊手術の現場を紹介しよう。

 徳之島では、猫は、ネズミを退治したり、豚の感染症を媒介する小鳥を食べたりするため畜産農家などで重宝…

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駅義則

元時事通信記者

1965年、山口県生まれ。88年に時事通信社に入社。金融や電機・通信などの業界取材を担当した。2006年、米通信社ブルームバーグ・ニュースに移り、IT関連の記者・エディターなどを務めた。また、飼い主のいない猫の保護や不妊化にも携わっている。