自動車不正リポート

三菱自動車「役員報酬上限3倍」株主から疑問相次ぐ

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日本語であいさつしたカルロス・ゴーン三菱自動車新会長=千葉市美浜区の幕張メッセで12月14日、今沢真撮影
日本語であいさつしたカルロス・ゴーン三菱自動車新会長=千葉市美浜区の幕張メッセで12月14日、今沢真撮影

 燃費不正が発覚し、日産自動車の出資を受けて傘下に入った三菱自動車は12月14日、千葉市美浜区の幕張メッセで臨時株主総会を開いた。総会では、日産自動車のカルロス・ゴーン社長が三菱自動車の会長を兼任し、辞意を表明していた益子修社長が続投する人事案が株主の賛成多数で承認された。

 会社側は、取締役の報酬総額の上限枠を引き上げる議案も併せて提案した。株主から疑問の声が相次いだが、こちらも賛成多数で承認された。総会は1時間44分で終了。6月の定時株主総会の2時間33分より大幅に短縮し、昨年の定時株主総会の1時間59分より短かった。

 総会の冒頭、議長の益子社長が「燃費不正の問題で株主の皆さま、お客様はじめ数多くの皆さまにご心配をおかけし、誠に申し訳ございません」と謝罪し、壇上の役員全員が立ち上がって頭を下げた。

 取締役の報酬について、三菱自動車はこれまで、上限を総額9億6000万円としていた。今回の議案では、業績連動報酬を新設してこれまでの報酬と併せ20億円に倍増。それとは別に年10億円の株式等関連報酬を新設する。合計すると、上限は従来の約3倍の30億円となる。

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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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