週末シネマ

「君の名は。」が再認識させたアニメと映画の本当の力

勝田友巳・毎日新聞学芸部長
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「君の名は。」(C)2016「君の名は。」製作委員会
「君の名は。」(C)2016「君の名は。」製作委員会

 今回は「年末シネマ」として2016年を振り返る。

 「君の名は。」「シン・ゴジラ」と、メディアをにぎわす作品が相次いだ。また邦画、洋画ともに、興行・評価の高さの両面でアニメ映画の活躍が際立った。一方、製作費も公開規模も小さく、興行的には目立たなくても、骨のある力作が多かった。社会派作品が好調で、テレビ局主導映画の勢いが弱まるなど、風向きは少しずつ変わったように思う。

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勝田友巳

毎日新聞学芸部長

1965年、茨城県出身。北海道大文学部卒。90年毎日新聞に入社し、松本支局、長野支局などを経て、東京本社学芸部。映画を担当して15年、新作映画を追いかける一方、カンヌ、ベルリンなど国際映画祭や撮影現場を訪ね、映画人にも話を聞いて回る日々。毎日新聞紙面で「京都カツドウ屋60年 馬場正男と撮影所」「奇跡 軌跡 毎日映コン70年」の、2本の映画史ものを連載中。