ニッポン金融ウラの裏

顧客軽視アパートローンバブルを金融庁幹部が「大非難」

浪川攻・金融ジャーナリスト
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 不動産関連融資の伸びをけん引しているアパート・マンションローン問題を再び、取り上げる。すでに当欄では、ローン拡大の状況と問題点を掘り下げてきたが、ここに来て、この問題は一段と深刻になってきたからだ。

 何よりも、金融機関の監督官庁である金融庁と日銀のスタンスが厳しくなってきている。金融庁はこれまでもアパート・マンションローンの実行に際して、「金利上昇1%」と「空室率20%」を前提としたリスクシナリオの策定を金融機関に迫っている。

 このリスクが現実化した場合に、ローン利用者が受けるダメージを厳格に測定しておく必要があるという判断…

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浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。