キャリアセンター ここだけの話!?

「新卒一括か通年採用か」は企業と就活生の永遠の悩み

都内・某共学大進路指導担当
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 3年生を対象とする業界合同セミナーがちらほら目立つようになってきた。3月の解禁前のこの時期、個別企業の説明会は堂々と開催できないが、業界全体であれば特に問題視されることはない。そういう場で3年生はどのような態度を取ったらいいか。採用担当者は常に学生を観察しているので、明るく前向きな姿勢が大切だ。

 中には「質問はありますか」と聞いてくる会社もある。私たちはそれに備えていくつかアイデアを出し、3年生を送り出している。先日、ある3年生が私のところに来て、「ヒントをありがとうございました。その質問をぶつけたら、人事の方が『よく調べてきたね』と感心してくれました」と報告してくれた。こういう話はとてもうれしい。

 ところで、経済同友会が12月21日、「企業の採用と教育に関するアンケート調査」の結果を発表した。会員(経済同友会は個人加盟)所属企業872社のうち、197社から有効回答があり、回答率は22.6%だった。

 採用方法については、現状では61.5%の企業が「新卒一括採用」を実施している。しかし、一括採用は「学業を阻害」し、「留学生などへの多様な対応が難しい」などの弊害があり、68.9%の企業が「一括採用に課題がある」と感じているという。この結果は、少し意外だった。というのは、私たちが日ごろ接している企業の採用担当者は「毎年4月の一括採用のほうがまとめて研修ができるし、採用計画も立てやすい」と話している…

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都内・某共学大進路指導担当

東京都内の共学の大学の「キャリアセンター」に勤めるベテラン大学職員。大学生の就職活動の支援や、進路指導を担当している。